看護師が老人ホームに転職するなら?
- 2022.04.09
- キャリア
私は専業主婦、2人の子育て中です。
今は家事と子育てに支障が無い範囲で、
在宅ワークを行っています。
私は四年制大学卒業後、
結婚・出産迄何度か転職を経験してきました。
直近の正社員(6年前)では、
大学病院の診療補助(看護補助とも言います)を勤めてきました。
また、アルバイトで老人ホームに勤務経験もあります。
大学病院勤務時代、看護師さんと
転職先について話すことがありました。
当時30代前半、看護師さんが退職した後の
転職先について気になっていたので、
「看護師という仕事柄、退職した後は他の病院で看護師に就くのですか?」
と聞いたことがあります。
色々な看護師さんに聞いてきましたが、
看護師さんによって答えが違ってきます。
転職先は、「総合病院」「クリニック」「老人ホーム」
「事務職」「製造業」「海外留学」「学校通い」
「結婚・出産して子育てに専念=専業主婦」などです。
「看護師=病院、クリニック勤務」ということでは無い事がわかりました。
私が20代後半ですが、
老人ホームに勤務している時、
元看護師さんが介護職に転職してきました。
「看護師=老人ホームの看護師になる」
ということではないことがわかりました。
そこで、元看護師さんに聞いた看護師の
仕事を辞めて他の仕事に就く、
「看護師の老人ホームの転職」について、
良かったことを紹介していきます。
老人ホームに転職して良かったこと
1、健康になれた
「病院から転職したことで健康になれた。」
老人ホームに転職した
元正社員の看護師さんの話しです。
看護学校を卒業後、看護師国家資格合格、
就職先は「総合病院」が多いそうです。
「クリニック」に新卒で就職する方は少数、
転職先に選ぶ方が多いです。
「総合病院」とは、
「大学病院」「市民病院」など、
診療科や病棟数が多い、働く職員も多いです。
「総合病院」で正職員として働くと、
「残業が多い。」
「夜勤、休出が大変。」
「研修が多く、休日も仕事後も勉強することが多い。」です。
診療補助をしていた時に
私が見ていても大変そうでした。
「看護師を辞めて介護職員として働くことに
抵抗や違和感はありませんでしたか?」
と元看護師さんに聞くと、
「これらのことから開放されたのは大きい、
仕事とプライベートをしっかり分けることが出来て嬉しい、
体調が良くなって健康になれた。」
と言っています。
介護職に就くことで、
看護師に就いていた時よりも
お給料は下がりましたが、
「看護師は給料が良いと言われるけれど、
残業、夜勤、休出しないと稼げないよ。」
と言っていました。
(時短勤務していた元同僚看護師さんも同じことを言っていました)
2、チームワークで仕事をしている
「介護職=チームワーク」です。
介護職は個人個人で行う作業もありますが、
「チームワークが大切」と言われています。
「利用者さん一人ひとりに合った介護ケア、介護プランが必要」です。
介護する契約内容は
利用者さんごとに異なりますので間違えてはいけません。
(お金を頂いているので契約の範囲で行うこと、契約以外のことを行うことはいけません)
「患者様の情報を共有する。」
「患者様に合ったケアを行う。」
これは看護業務と類似しているでしょう。
介護職として働くので「介護職としての意見」を
発することになりますが(「看護師の立場から言うと…。」と言う発言は控えましょう)、
「介護職として出来ること」を職員同士共有していきましょう。
利用者さんが成長した姿が見られた時、
利用者さんから報告が合った時、
一緒に喜んだり悩んだりして、
利用者さんも職員も心が通い合って嬉しくなります。
職員やリーダー、チームのみんなに、
「あの利用者さんに、こんなことを行うと喜ばれましたよ。」
「介護職に就いて、仕事にやり甲斐が出てきました。」
と報告すると、あなた自身も仕事がやりやすくなるでしょう。
3、勤務時間が安定している
老人ホームは、24時間365日稼働中です。
正職員に就くと、看護職の病院勤務と同じ、
「残業、夜勤、休出有」になります。
パート勤務の場合、
「残業無し」「土日祝日出勤無し」
(仕事状況によっては「残業有り」「土日祝日出勤有り」です。)
「パート勤務でも看護師より残業が少ない、
土日祝日出勤基本無し、勤務時間が安定しているので子供の保育園送迎や習い事、
通院時間に間に合って助かる。」という声を聞きます。
パート勤務の割合について、
「老人ホーム勤務者は病院勤務よりも主婦層の方が多いし、
正職員よりもパート職員が多いから定時や残業少なめではないか。」
と、元看護師の同僚は言っていました。
パート勤務者で正社員希望の方は、
「子育てがひと段落したから」
「生活費を稼ぎたい」
「夜勤が好きだから」などです。
4、看護師経験を活かすことが出来る
介護職に就いていますが、
看護師に就いていた時の患者様対応を思い出して、「看護師目線」で対応出来ることがあります。
介護職の現場で困った時、同僚から、
「元看護師としてこの場合はどの様に対応した方がいいと思いますか?」
と聞かれることがあるでしょう。
介護職としての立場を考えて、
「看護師目線で見ますと、こういうことが言えますよ。」
「看護師の時は、この様な対応をしてきましたよ。」
とアドバイスや助言が出来ます。
「介護者を介助する」「患者様をケアする」という意味では、「介護職」「看護師」共通する部分があるでしょう。
なので「看護師の転職先は老人ホームの介護職」を選ぶのではないでしょうか。
「看護師の経験を活かすことが出来る職場」
看護職の経験を少しでも活かすことが出来る、職場に貢献することが出来る職場です。
5、学生ボランティアとお会い出来る
「学生ボランティアとお会い出来る」私達はもちろん、
通常通りに介護職を一生懸命行いますが、
この時間が楽しみです。
中学生・高校生・大学生・専門学校生など、
色々な立場の「学生ボランティア」が来て、
ボランティア活動をしていきます。
何よりも、私達よりも若い!
お会いして話しを聞くことで、私達は元気になります。
学生さん達を指導していきますが、
学生さんが質問してくれること、
一生懸命にボランティア活動をしている姿に元気をもらいます。
「将来は介護の仕事に就きたいの?」
「ボランティアに興味があるの?」
「どんなテレビが好きなの?」
介護職のこと、学生さん達の間で流行っていること、
雑談など、少しの時間ですが、話すことが出来て楽しいです。
看護職で学生さんに接するのは
「看護実習」雑談よりも指導することが中心です。
看護学生さんと言いますが、
「患者様と関わる=命に関わる」こと、
失敗して許されないこともあります。
看護師は笑顔よりも緊張した顔で学生さんを指導する、
時には厳しく注意してしまいます。
まとめ
「看護師の転職先 老人ホーム」について、いかがでしたか?
「看護師=看護師として転職する」ということではないことを知ることが出来ました。
私は学生時代、高校の進路に悩んでいた時、
中学生時代に後にアルバイト勤務する
老人ホームでアルバイトを経験したことがきっかけで、
「高校の福祉科に進学したい、卒業後は老人ホームに勤務したい。」
と思っていました。
また、その高校は、
「衛生看護科」を設置しているので高校3年間と、
併設されている「専攻科」2年通い、
国家試験に合格すれば最短で看護師として働くことが出来ます。
私は高校では「福祉科」に進まず、
「普通科進学コース」を選びました。
その理由は、高校卒業後福祉方面に携わりたいのか、
大学に進学したいのか、
高校3年間で考えていきたかったからです。
話しは外れてしまいましたが、
「看護師資格は就職先に困らない、就職先の幅が広がる。」
「看護師経験を活かして他の仕事に就くのも選択肢のひとつ。」
です。
看護師資格取得する為に国家試験合格は難しいですが、
看護師と老人ホーム勤務は
共通点や看護業務を活かすことが出来る職場だと思います。
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