自分を許せない人の心理とは?

自分を許せない人の心理とは?

「自分を許す」と「自分に厳しい」の違いは?

「自分を許す」とは、悪いことをしたと認めて、
自身の犯した過ちを赦すことです。

一方で「自分に厳しい」とは、
失敗することをよしとせず、
自分自身を罰するという意味になります。

そのため「自分に厳しい」人は、
一度犯した失敗を後悔する時間が
人よりも長い傾向にあります。

自分を許せない人の特徴

自分を許せない人の特徴は、
真面目で、控えめであるということです。

例えば、物事へ取り組む姿勢が真面目過ぎるあまり、
結果に満足することが難しくなります。

そのため他者から見れば
成功している事でも失敗と見なすため、
簡単な物事もできない自分はダメな人間だ。

ダメな自分を許してはいけないとなるのです。

自分を許せないことで起ること

自分を許せないことはネガティブなことであり、
身体や心身にいい影響を与えません。

しかし自分を許さないということは、
時に自分の能力を高めてもくれます。

では、過度に自分を許さないことで、
どのようなことが引き起こされるのでしょうか。

その1.誰に対しても怒りが向く

「自分を許さない」ことで、
自分はなぜ何も出来ないのだ。

自分は人よりも劣っているのだと思うようになって
重度のストレスを抱えるようになります。

そのことによって、
周りの人の些細な失敗にさえ
自分の失敗につながると考えるようになり、
誰に対しても苛立ちを向けてしまうようになるのです。

その2.自己肯定感の低下

「自分を許せない」人は、
成功も失敗と捉えがちという特徴があることから
自己肯定感を低めることが多くなります。

そのため自己肯定感を高めようと行動しても、
「自分を許す」ということへの壁が高いことから、
逆の作用を生むことが多いのです。

自分を許す方法とは?

「自分を許す」ことが難しくなることで
自己肯定感の低下につながるということが分かりました。

自己肯定感とは低下してしまうと、
物事へ取り組む意欲や
趣味への関心なども喪失させることに繋がります。

その1.他者が同じ失敗をした時の声のかけ方

「自分を許せない」人は自分が失敗した時と、
他者が同じ失敗をした時とでは
声のかけ方が異なる場合があります。

他者が失敗した時に自分は
どのように声をかけるのか。

自分が失敗した時に、
一度自分を客観視して考えてみてください。

普段と評価の仕方が違うことに気づく可能性があります。

その2.自分本位の行動を取る

「自分を許せない」人は、真面目過ぎることから
他者の取り組みまで手助けをする傾向にあります。

その結果、限界を迎えていても
失敗が多い自分なんかで手助けができるのなら、
というように他者本位な行動を取ることが多くなるのです。

自分本位な行動を取ることで
自分なんかという考えを減らして、
「自分を許す」ようにしましょう。

自分を許すことは、ネガティブになるのを防ぐ

「自分を許す」ことはネガティブなことよりも、
ポジティブな出来事を引き起こします。

適度に「自分を許す」ことで
自身の能力を高めて、ストレスの量を減らしてあげるようにしましょう。