女性特有の鬱病とその対策

女性特有の鬱病とその対策

「うつ病」とは?

鬱病とは、遺伝子病ではありません。

一定の生活環境や性格、
ストレスなどが発症に大きく関係する病気です。

しかし、男性よりも女性のほうが
鬱病になる可能性は高いと言われています。

ここでは、女性特有のうつ病や
それらへの対策方法などをご紹介します。

女性特有の鬱病とは?

女性特有の鬱病は、3つあります。

・月経前不快気分障害
・産後うつ
・更年期うつ

このように女性の方が、
男性よりも環境以外での身体的な特徴によって
うつ病を発症するリスクが高いです。

その1.月経前不快気分障害

月経前不快気分障害とは
生理前のホルモンバランスの乱れによって、
気分が落ち込む、イライラするなどのような
心の不安定さが表出する病気です。

このような心身の不安定は、
原因がはっきりと解明されていないことから、
安易に放置することで
うつ病を発症することにもつながります。

そのため生理が終っても
心身の違和感が続く場合は、
病院で見てもらうようにしましょう。

その2.産後うつ

産後うつとは、
産後のホルモンバランスの乱れや
育児への不安などが原因によって
心身が不安定になることです。

また産後うつは、
マタニティーブルーと産後うつの2つに分類されます。

マタニティーブルーの症状としては
気分の落ち込みなどがありますが、
産後うつの場合はもう少し深刻になって、
不眠や涙もろい、強い不安感などを訴える人が多いようです。

特に産後うつの方は、
重度になるほど自傷行為につながる危険性が
高くなるので注意しましょう。

その3.更年期うつ

更年期うつとは、
年齢に伴う女性ホルモンの減少や、
心理・社会的不安定さが原因になると言われています。

症状は発汗や動悸、
集中力の低下、不眠などです。

しかし、その他の症状である憂鬱や
自己肯定感の低下などの心身の不安定は、
鬱病に強いつながりがあります。

そのため、心理・社会的不安定を和らげることで
更年期うつの症状を軽減するようにしましょう。

女性特有うつへの対策方法

通常の鬱病においても
ストレスが病気の発症の原因となるように、
女性特有のうつでもホルモンバランスの乱れに加えて
ストレスが発症に関与しています。

このようなストレスは適度な運動や、
ストレッチなどである程度は解消することが可能です。

しかし、過度なストレスは一人で対処することは困難なため、
大きなストレスがあると感じた時は
早めに専門家に相談するようにしましょう。

うつ病を発症したことがある人ほど、危険

元々鬱病を発症している、
していたというような人は、

ホルモンの乱れが生じやすい状態とも言えます。

そのため女性特有の鬱への危険性が高まるため、
軽度でも専門家に相談するなどして
早めに対処するように注意してください。