油断大敵!ハマると怖い慢性疲労症候群とは?

油断大敵!ハマると怖い慢性疲労症候群とは?

慢性疲労症候群とは

慢性疲労症候群とは病院での検査などで
特に異常が見られないにも関わらず、
日常生活を困難にするほどの重度の疲労感が
長期間に渡って続く病気です。

また、その原因は精神疾患や
免疫異常などを含めて未だ発見されていません。

慢性疲労症候群になるとどうなる?

慢性疲労症候群になると
簡単な作業でさえも取り組むことが
困難になります。

通常、日常生活を送っていると
必ずと言っていいほど疲労は感じるものです。

しかし、この慢性疲労症候群は
説明のつかないほどの
「大きな疲労感が6ヶ月以上」続きます。

また、疲労は休養や睡眠で回復しますが、
慢性疲労症候群の疲労は睡眠などでは回復しません。

そのため、慢性疲労症候群の治療法は
主に薬物治療などになります。

慢性疲労症候群になる人の特徴

簡単な仕事かどうかに関わらず
手を抜かずに真剣に取り組むような人や、
正義感が強いような人がかかる傾向にあります。

また、この病気は男性よりも
女性の方がかかりやすいと言われています。

特に20歳~50歳において
発症のリスクが高いとされていますが、
小児のような年齢でも発症することはあります。

そのため、男女や年齢に問わず
発症のリスクがあるのです。

更年期障害との違い

「身体の疲労感」や、「すぐに疲れる」という症状は
更年期障害の中でも頻度の高い症状の一つです。

しかし、更年期障害の場合は
原因がホルモンバランスの乱れであり、
「発汗」などが主な症状です。

「発汗」などの症状が見られずに、
長期に渡って大きな疲労感が続く場合などは
一度医師の診察を受けるようにしましょう。

うつ病との違い

「集中力の低下」や「不眠」、
「抑うつ」などの症状が現れることがある慢性疲労症候群ですが、
うつ病と症状が類似していることから
しばしば間違われることがあります。

しかし、うつ病においては
「意欲の低下」や「楽しいと感じられない」などの症状があり、
慢性疲労症候群には
そういった症状は見られません。

慢性疲労症候群の治療法

慢性疲労症候群の治療法は3つあります。

・認知行動療法
・段階的運動
・それぞれの症状に対する薬物治療

慢性疲労症候群の多くは、
安静にして休養をしっかりと取れば
軽減していきます。

しかし、軽度か重度かで
症状の完治にまで時間を要することがあります。

重要なのは休養

慢性疲労症候群の原因は解明されていないとは言え、
疲労を回復するには
やはり十分な睡眠や休養が一番です。

慢性疲労症候群は確立された病気でもあるため、
異変を感じた場合は
早めに病院を受診するようにしましょう。

また、腎臓などの臓器からくる症状である可能性もあるので、
慢性疲労症候群だと自分で決めつけないように注意しましょう。